2012年5月13日の礼拝メッセージ~「優れた妻・幸いな母」~賢い母親の褒めて育てる子育て法

2012年5月13日、峰町キリスト教会、安食弘幸牧師による礼拝メッセージの要約です。

【参照する聖書の箇所】
----------------------------------------------------------------------------------------
箴言31章10節~31節
10:しっかりした妻をだれが見つけることができよう。
  彼女の値打ちは真珠よりもはるかに尊い。
11:夫の心は彼女を信頼し、
  彼は「収益」に欠けることがない。
12:彼女は生きながらえている間、
  夫に良いことをし、悪いことをしない。
13:彼女は羊毛や亜麻を手に入れ、
  喜んで自分の手でそれを仕上げる。
14:彼女は商人の船のように、
  遠い所から食料を運んで来る。
15:彼女は夜明け前に起き、
  家の者に食事を整え、
  召使いの女たちに用事を言いつける。
16:彼女は畑をよく調べて、それを手に入れ、
  自分がかせいで、ぶどう畑を作り、
17:腰に帯を強く引き締め、
  勇ましく腕をふるう。
18:彼女は収入がよいのを味わい、
  そのともしびは夜になっても消えない。
19:彼女は、糸取り棒に手を差し伸べ、
  手に糸巻きをつかむ。
20:彼女は悩んでいる人に手を差し出し、
  貧しい者に手を差し伸べる。
21:彼女は家の者のために敷き物を作り、
  家のものはみな、あわせの着物を着ているからだ。
22:彼女は自分のための敷き物を作り、
  彼女の着物は亜麻布と紫色の撚り糸でできている。
23:夫は町囲みのうちで人々によく知られ、
  土地の長老たちとともに座に着く。
24:彼女は亜麻布の着物を作って、売り、
  帯を作って、商人に渡す。
25:彼女は力と気品を身につけ、
  ほほえみながら後の日を待つ。
26:彼女は口を開いた知恵深く語り、
  その舌には恵みの教えがある。
27:彼女は家族の様子を見張り、
  怠惰のパンを食べない。
28:その子たちは立ち上がって、彼女を幸いな者と言い、
  夫も彼女をほめたたえて言う。
29:「しっかりしたことをする女は多いけれど、
  あなたはそのすべてにまさっている」と。
30:麗しさはいつわり。
  美しさはむなしい。
  しかし、主を恐れる女はほめたたらえる。
31:彼女の手でかせいだ実を彼女に与え、
  彼女のしたことを町囲みのうちでほめたたえよ。

----------------------------------------------------------------------------

【メッセージ要約】
----------------------------------------------------------------------------
今日のメッセージは、優れた妻・幸いな母というテーマです。
これを見た時に、「今日は、私の話かな?」と思った方が若干名いらっしゃると思い
ますが、
たぶん違うと思います。(笑)

ある国の大統領ご夫妻のお話ですが、このご夫妻に対する一般的な評価は、ちょっと
頼りない大統領と、それを背後でしっかり支える大統領夫人とこういう構図なんです
ね。

ある時、このご夫妻が、奥様の実家にドライブに行きました。帰りにその町にある、
ガソリンスタンドに寄ったんです。すると、そのガソリンスタンドのご主人というの
が、大統領の奥様の昔のボーイフレンドだったんです。ガソリンを入れて、帰り道、
大統領が奥さんに言ったんです。

「おまえが、あいつと結婚していたら、今頃、おまえは、あのガソリンスタンドの
 おかみさんだなあ。」


すると、奥様はこう言ったんですね。

「違うわよ。もし私が彼と結婚したら、彼が今頃大統領なのよ。」(笑)

偉大な事を成し遂げた男性の影には、必ず、偉大な母、偉大な妻がいる。
犯罪の影に女もいる。(笑)これもそうですが。

男性の皆さん、もし自分で何か成し遂げたものがあると、もしお思いならば、それは、
お母さんのおかげ、あるいは、奥様のおかげだということを忘れないで下さい。

そしてもし自分に足りないものがあるというなら、それは、皆さんの努力不足です。

今日は、母の日ですが、この聖書が教える母親像、あるいは、妻の姿というものを
箴言から学びたいと思いますが、その前に、母の日の由来、何で母の日なんかがある
んだという方もいらっしゃいますが、

これは、昔、アメリカのウエストバージニア州のウエブスターという町の教会で、
長年教会学校の先生をしていたジャービスさんが、子供達にモーセの十戒から

「あなた父母を敬いなさい」

から、親孝行をするように話した。そこにはジャービスさんの娘アンナさんもいた。
やがてジャービスさんが亡くなり、娘のアンナさんが昇天1周年記念会を開いた。
その時に会場いっぱいに母の好きだったカーネーションを飾った。

終わった時集った人々にカーネーションを配った。皆、感銘を受けた。それからは
その教会で5月第2日曜日をお母さんの日にしましょうと決めた。クリスチャンの
ビジネスマンで、ジョン・ワナメーカーという人が良い事は、アメリカ全体に広め
ようと言った。1914年、当時のウイルソン大統領が議会で5月第2日曜を、母
の日に決定した。これが日本にも渡ってきて、森永製菓の創業者、森永太一郎さん
が提唱して日本にも広がってきた。

10節「しっかりした妻」という表現があります。
このしっかりしたと訳されたヘブル語は、ハイルという言葉なんですが、これは、
優れた、賢い、有能なという風にも訳せる言葉です。

「優れた妻、賢い妻、有能な妻」はどこにでもいるわけではない。だれがそれを見
つける事ができよう。もし見つける事ができたら、その価値は真珠よりも尊い。と
歌われているわけですね。ここで書かれている優れた妻を具体的な姿を3つにまと
めることができます。

1.熟練と勤勉さに長けている(働き者という事)

働くという日本語がありますけど、この言葉の語源は、傍の人を楽にするという意
味から来ているそうです。良く働く人が奥さんだったら家族は助かります。家の中
で一番早く起きて食事を整える。夜も遅くまで灯りがついて働いている。
彼女は家族の様子をよく見張り、怠惰のパンを食べない、勤勉だという事です。

箴言10章4節
「無精者の手は人を貧乏にし、勤勉な者の手は人を富ます。」


箴言21章5節
「勤勉な人の計画は利益をもたらし、すべてあわてる者の手は欠損を招くだけだ。」


★ファミリーレストラン「サイゼリア」の創業者、正垣泰彦氏の母の教え

今日本全国に800店ある。1年間に1億人の客が来る。会長の正垣康彦さんは、
大学4年の時に、サイゼリアでアルバイトをしていた。八百屋の二階にあった小さ
な店をオーナーが「君に譲りたい」という。彼は引き受けて始めたが客が来ない。
そこである実験を始めた。メニューの品質を変えずに値段を下げた。

当時500円のスパゲティを250円で売り出したら宣伝もしないのに、200人
の列ができた。という事は品質を良くして値段を安くすればやれるのではないか、
と見通した。それが今日の発展につながっている。

彼は、新入社員に

「わが社のモットーはまずお客さんに喜んでもらう事だ。決して不正はしない。
 社員同士仲良く働く事です。」


正垣さんは会長だが、新幹線は自由席、飛行機はエコノミーと決めているそうです。
利益はお客様や従業員に返してあげたい。という考え方なんですね。

以前ピザにメラミンという毒物が混入したことが社会問題になった。その時レシート
を持たない人でも「お宅のピザを食べた」と言われたら、代金を返す事を徹底した。
それで、店の信用が余計に高まった。

また、店のメニューには最後に9円がつく。必ず1円のおつりを出す時に店員とお
客のコミュニケーションがとれる。このような考えは全部クリスチャンであったお
母さんの助言だった。子供の時失敗して帰ると、

「お前良かったね。失敗は成長するチャンスだよ。こんな素晴らしい事はない。」

仕事がうまくいかない時も言われた。

「神様がお前に与えたチャンスだよ。お前に成長して欲しいと下さったチャンス
 だよ、神様は、チャレンジさなさってるんだから、くじけるな。」


と励ましてくれた。お母さんは信仰心が篤く、いつも人に喜ばれることを率先して
する人だった。お父さんは放蕩者で外に子供を生ませたが、お母さんはその子も、
わが子同様に育てた。ある時、

「山に登っている時、もう1歩も歩けないと思ったら、一緒にいる人で、もっと
 苦しい人の荷物を持ってあげなさい。そうすれば、また登れるようになるから。」


と教えてくれたそうです。お母さんが言おうといしているのは、

「人は、自分の為だけに何かをしていると、もう駄目だという時に諦めてしまう。
 でも、人のため、神様のためだ考えると、また、新たな力が湧いてくるんだ。」


だからいつでも、人のため、神様のためにがんばるという気持ちを忘れるなという
教えがお母さんからの教えでした。

ですから、サイゼリヤの正垣さんの会長室の壁に母の教えを書いた額がかかっている。

「大きな事を成し遂げるために、力を与えて欲しいと神に求めたのに、
 謙遜を学ぶようにと弱さを授かった」

「偉大な事が出来る様にと健康を求めたのに、
 より良い事をするようにと病気を授かった」

「幸せになろうとして富と求めたのに、
 賢明であるようにと貧しさを授かった」

「世の人の賞賛を得ようとして成功を求めたのに、
 神の助けを得るようにと失敗を授かった」


2.愛と思いやりにあふれている

12節「彼女は生きながらえている間、夫に良いことをし、悪いことをしない。」

ある男性は、これだけが望みだという。

20節「彼女は悩んでいる人に手を差し出し、貧しい者に手を差し伸べる。」

家族以外の人も助ける。この世界で神様の愛に最も近い愛は、母親の愛だと思います。
ほとんどの母親は言う。

「わが子のためなら死んでもいい。」と。

近頃は、子供を殺す母もいるが、ほとんどの母の愛は誰よりも深いのです。

★クリスチャン弁護士 佐々木満男さんの証し



昭和18年、ある家庭に起こった事です。日本は戦争に突入し国中が食糧難だった。
一人の男の子が誕生した。生まれつき病弱で嘔吐と下痢を繰り返し、母乳を受け付け
ない。毎日病院でブドウ糖を注射する。今でいう点滴です。

母は長い道を赤子を背負い病院通いするがいつになっても良くならない。
医師は、

「可哀相だがもう無理です。この子は助からない」

と見放された。戦地から一時帰国した父も、

「もう諦めよう。」と言った。

近所の人も、

「日本は戦争中だよ。体の弱い子は生きていけない。」

でも母は、やせ細って骸骨のようになっている子が不憫で何とか治してやりたい。
一日でも長く生きさせたい一心で、毎日、長い道を病院へ通った。冬は雪をかき分
け凍傷になっても通い続けた。

今、その子はどうなったか。彼は大きくなってクリスチャンの弁護士として活躍し
ている佐々木満男さんです。彼はいつも言う。

「自分が生かされているのは母のお蔭です。あの時、母が諦めていたら、今の自分
 はありません。自分の命は神様と母から貰ったものです。」


母性愛は偉大です。東京女子大の林道義先生が、母性愛をこう定義しています。

「母性愛とは、
 子供を保護し、世話をし、養い、育て、守ろうとする優しい心の働きである。」


3.信仰と知恵に満ちている

11節「夫の心は彼女を信頼し・・・」

ご主人は全て奥さんに任せて安心し切っている。

25節「彼女は力と気品を身につけ、ほほえみながら後の日を待つ。」

将来に対する恐れがない、不安がない。年を取る事も、死ぬ事も。

26節「彼女は口を開いて知恵深く語り、その舌には恵みのおしえがある。」

言葉においても完全な女性。

★ベン・カーソン博士(世界的な小児神経科外科医長)の母親の教育

この人は、双子の分離手術に成功した医師です。世界的な権威で非常に難しい
手術に世界で最初に成功した。彼の少年時代は、成績がクラスのビリだった。
いつも、ベン少年がビリだったので、他のクラスメイトから、セーフティーネット
とあだなされる劣等生だった。

どうして、そんな劣等生が、世界的権威の医者になれたのか?それはお母さん
のおかげです。

母のソニアさんは悲惨な子供時代を送った。親戚中をたらい回しにされ、13歳で
結婚した。結婚したら、相手は既に結婚していた。つまり二重婚です。仕方なく、
2人の子を抱えて家を出た。

この母は小学3年まで学校へ行かなかったので、文字が読めない。そんな女性の
働く所もない。絶望して自殺を図ったが、助かり、病院でクリスチャンの女性と
出会い、信仰を持った。その後、教会の助けにより働けるようになったが、忙し
くて子供を見てやる暇がない。子供達の成績がセーフティーネット呼ばれるくら
い最下位と聞き、愕然した。

このままでは、息子達の将来がない。いや犯罪者になるかもしれない。神様に、
一心に祈った。

「神様、どうか子供達を育てる知恵を与えて下さい。」

彼女は神からのアイディアがひらめいた。そこで、息子達を呼び、

「これから、図書館で好きな本を2冊借りてきて、それを読んだら感想文を書きな
 さい。お母さんが読んであげる。」


子供達は、言われた通りに2冊借りてきて感想文を書いた。母が字が読めないと知
らないので、ソニアさんは、字は読めないけれど、

「うーん、素晴らしいねえ。こんな文章が書ける子は将来何にでもなれるよ!」

と励ました。子供は、母に喜ばれるのが嬉しくて、毎週2冊の感想文を書いた。
実は、それが彼らの学力を伸ばしていった。中学高校になると成績はトップクラス
になった。兄は工学部に、弟は医学部に進んだ。更にお母さんから信仰もしかっり
と受け継いだのです。ソニアさんは学歴はなかったが2人の子を立派に育てた。

この箴言31章の女性は、最初からこの様に素晴らしい女性だった訳ではない。
彼女も成長していったのです。彼女の成長をうながした要素、理由がある。

28、29節
「その子たちは立ち上がって、彼女を幸いな者と言い、夫も彼女をほめたたえて言う。
 しっかりしたことをする女は多いけれど、あなたはそのすべてにまさっている。」


つまり夫も子供も彼女を誉めた。褒めたたえたのです。

実はイスラエルは土曜日が安息日で、家族が集まって箴言31章10節~31節を
皆でメロディをつけて歌う。

「あなたは真珠よりも素晴らしい~!世界一だ~!」

と毎週ごとに賛美してくれるのです。毎週そう言われたらやる気もでるでしょうね。

「うちの家内は・・」とか「うちのお母さんは」・・という前に、妻やお母さんを
ほめたたえていますか。感謝していますか。感謝や励ましの言葉がお母さんを成長
させるのです。これは女性だけではない、男も子供も同じく、成長させるのです。
最後に賢い妻についての結論が書かれています。

30節「麗しさはいつわり、美しさはむなしい。しかし主を恐れる女はほめたたえられる。」

新共同訳聖書では
「あでやかさは欺き、美しさは虚しい。主を恐れる女こそたたえられる。」
と書かれている。

このイスラエルの女性のスピリットを学びたいものですね。
------------------------------------------------------------------------------
以上、要約でした。

2 Comments

ジェムフラワー  

すごいです…

今日、私のブログに親子のことを書こうと思って下書きしていたところ、
休憩の間、長谷川さんのブログを読みました。
なんだか、私とは格が違うなぁ~

いろんな教えをありがとうございます。

2012/05/23 (Wed) 15:49 | REPLY |   

長谷川枕山堂  

格が違うのは、安食牧師の方ですよ~(^^;

ジェムフラワー@やすこさん、こん**は。

自分は、独身なので、やすこさんの様に、子供との関係の事は解らないんですが、
今の自分があるのは、母のおかげである事は、間違いないと思いますね。
やはり、子供は、父親よりも、母親の影響を受けやすいと思います。

なので、このメッセージを聞いた後、母の日プレゼントに、母に新しいパソコン
をプレゼントしました。自分の馬ばかり買っていたので、「親孝行もしないと」と
思いました。母にとっては、自分が、パソコンの事を教えてくれるので、感謝し
ているそうですが、両親が、お金をかけて、あきらめずに、自分を育ててくれな
ければ、その恩恵にもあずかる事も無かった訳ですし、母には、子供を育てる
のは、一種の投資みたいなモノだよねと言いました。

>なんだか、私とは格が違うなぁ~

いえいえ、格が違うのは、自分ではなく安食牧師の方ですよ~(^^;
このブログは、安食牧師のメッセージの要約なので。

でも、母親の愛次第で、子供がいい方向に育つかどうかがかかっている様な気
がします。あくまで、自分の親子経験からですが。子どもとしては、褒めてくれた
り、自信をつけさせてくれる親の方が伸びるという事だと思います。

以前、イスラエルに行った時にスティーブンス栄子さんから教えてもらいましたが、
ユダヤ人は、子供を褒めて育てるそうで、日本人も学んでほしいとの事でしたね。

子どもの頃から本をたくさん読ませる事もいいと思いますよ。自分の家は、本と
TVは見放題な家庭でしたので、子供の頃にたくさん本を読んだおかげで、ブログ
の文章も書ける様になりましたので。

2012/05/23 (Wed) 22:49 | REPLY |   

Leave a comment