インデックス・ファンドの積み立て投資はクレジットカードのリボ払いの逆~正しい複利の活用法~

自分は、インデックス・ファンドの積み立てによる国際分散投資をして
いますが、勘違いされている方もいるかもしれませんので、書いておき
ますが、インデックス・ファンドは、不動産の家賃や、株の配当金の様
に、毎月、あるいは、四半期に一度、お金が銀行口座に振り込まれる訳
ではありません。

特にネット証券のノーロード(申し込み手数料=ゼロ)のインデックス
ファンドは、年に1回か2回の決算日がありますが、利益が出ても、そ
れを、受益者に分配しません。つまり、分配金を出さないのです。その
利益はどうするかというと、ファンドに自動的に再投資されるわけです。

以下の竹川美奈子さんの本に、詳細が記載されていますので、ちょっと
紹介いたします。



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資産形成を考える上では、

「複利運用すること」

「時間を味方にすること」


の2つが大きなポイントです。
利息のつき方には、「単利」と「複利」の2つがあります。
単利というのは、当初預け入れた元本に対してのみ利息や分配金が計算
されるもの。このため、金利が一定なら、毎年同じ額だけ利息がつくこ
とになります。例えば、元本100万円を5%の利回りの金融商品で、
運用した場合、毎年5万円の利息受け取れる計算になります。ただし、
元本自体が増えるわけではありません。

いっぽう、複利は一定期間ごとに支払われる利息を元本とみなして、
利息が計算されます。こちらも、同じく、元本100万円を年5%の
利回りの金融商品で運用した場合、1年後には、105万円になります。
そして、2年目には元本105万円に対して利息がつくため、110万
2500円になります。(税金等は考慮していない)

つまり、利息の部分を足し合わせた金額に利息がついていくので、
雪だるま式に元本が膨らんでいきます。


これを、

複利効果

と呼びますが、これは、長期になるほど効果を発揮します。

これは、預金などの元本確保型の商品だけでなく、投資信託(インデックス・ファンドも含む)
などに投資をする場合も同様です。投資で得られた収益を払い出す(使う)
のではなく、再び投資元本に組み入れて運用することで、「複利運用」
することができます。

20代、30代の方は、これから資産を長期に育てていくのが目的なので、
お金をできるだけ再投資して、元本を大きく育てていくことが有効でしょう。

ちなみに、いまとても売れている、毎月分配金がもらえるタイプの投資信託
は、収益をそのまま受け取ってしまうので、元本を大きく増やすことはでき
ないのです。これから、資産形成をめざしていこうという人は、複利効果
が効かない商品ではなく、長期でコツコツ複利の恩恵を受けられる商品を
選びたいものです。

この複利運用は長い時間をかけるほど効果を発揮します。
ですから、お金を貯めてから投資をしようと考えて投資を先延ばしするより、
少額でも積み立て貯蓄や積み立て投資をスタートした方が圧倒的に有利です。


投資というと、まとまったお金がないと始められないイメージがありますが、
そんなことはありません。例えば、株式や債券がパッケージになった金融商品
である、投資信託は1万円(2011年現在、1000円)から購入できるも
のがほとんどです。長期的に資産形成をめざすなら、早いうちから積み立て貯蓄
+投資を始めることをおすすめしたいですね。
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以上、参照終わり。

自分が毎月、3000円づつ、9つのインデックス・ファンドと純金を積み立て
ていますが、純金には利息がつきませんので、複利効果は、期待できないですが、
他の9つのインデックス・ファンドは、分配金を再投資して、長期で複利効果を
期待する金融商品です。

ですから、毎月のお小遣いや生活費をインデックス・ファンドの積み立てから、
頂きたいという方には、インデックス・ファンドの積み立てはおすすめしません
し、短期で、大きなお金を得られる商品でもありませんので、注意してください。

つまり、毎月、仕事によって、ある程度の収入があり、その中から、貯蓄や投資
に回せるお金がないと、長期で積立投資することが難しくなります。逆に長期で
投資続けることで、初めて、複利効果が発揮され、単利で運用する金融商品より、
大きな利益が期待できるのです。

例えば、300万円の元本があり、毎月3万円で、40歳から、65歳までの25
年間、インデックス・ファンドで複利運用したとします。そのシミュレーション
結果は、以下の様になります。

fukuri.jpg

投資した元本は、1200万円ですが、複利で運用すると、4000万近い金額
になります。(この場合は、毎年7%の利率で運用できた場合ですが。)

あえて、分配金をもらわないことで、資産を長期的に大きく増やせる方法があり
ますよ。だから、自分より、若い人は、収入があるうちから、インデックス・フ
ァンドの積み立てを行うことで、時間を味方につけて複利で資産形成ができるん
ですから、毎月1万円でもいいから、積み立て投資を、初めてみることです。
25歳から40年間、複利運用したら、1億円だって夢ではないのです。

自分は、この投資法を知ったのが、38歳の時でしたので、はっきり言って、今
の若い人がうらやましいです。毎月自分の銀行口座から、自動で3万円引き落とし、
自動で、再投資型のインデックス・ファンドを買う仕組みをつくってしまえば、
あとは、自動的にお金がお金を生み出す、複利効果を体験できるのです。

これと、逆のことをやっているのが、クレジットカードのリボ払いです。
中村芳子さんの以下の本から抜粋します。



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カードでお買い物をして、一括払にすると、翌月代金が銀行口座から引き落と
される。ところが、リボ払いにすると、5万円の買い物でも1万円(+利息)
しか引き落とされない。なんだか得した気分。ところが、残り4万円は、借入
残高となって、しっかり、年12~15%の利息がつく。

その月、また5万円の買い物をしたら、残高は9万円(先月の残4万円+5万円)
になるが、引き落とし額は同じ1万円(+利息)のまま。あら不思議。
しかし、借入残高8万円に対して利息がつく。残高はなかなか減らず、借金の
利息はどんどん膨らむ。でも、毎月の支払いが増えないから、借金の膨張に
気づかない。2枚3枚のカードをリボ払いにしていたら、残高の合計がいくら
なのか、あといくら返せば借金が終わるのかわからなくなる。そのうちどうでも
よくなって、残高を気にせず買い物するようになる。

リボ払いは、一見借金に見えない借金。高金利でカード会社がうんと儲かる
から、お客が使いやすく、おまけに(ポイントなど)がたまりやすい仕組み
になっている。

リボ払いは使わない。リボ払いは使わない。リボ払いは使わない。

日に3度の食事のたびに唱えよう。
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積み立て投資と、リボ払い、どちらも複利を生かしたものだが、積み立て投資
が資産を自動で増やしてくれるのに対し、リボ払いは、借金を自動で増やして
しまうのだ。同じ複利で増やすのなら、借金ではなく、資産を増やしたい。
特に若い人は、時間を味方につけられるのだから、積み立て投資を早く始める
にこしたことはありません。すぐ、ネット証券(自分の場合は、いろんな意味
で、マネックス証券がオススメですが)に口座を開いて、毎月1万円でもいい
から、初めてみよう。

きっと数十年後にあの時、積み立て投資初めてよかったと思う日がやってくる
と思いますよ。自分もあと25年後が楽しみです。

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