2016年2月14日の礼拝メッセージ~『ノアの信仰』~神のことばを実践したノアの信仰に学ぶ  

2016年2月14日、峰町キリスト教会、安食弘幸牧師による礼拝メッセージです。
(2月第2週は、教会のメッセージ要約奉仕当番のため、その文章作成時に使用した
峰町キリスト教会第三礼拝のU-Streamの映像を文章に起こししたものです。)



「ノアの信仰」

【参照する聖書の箇所】
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ヘブル人への手紙11章7節
7:信仰によって、ノアは、まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき、
  恐れかしこんで、その家族の救いのために箱舟を造り、その箱舟によって、世の罪
  を定め、信仰による義を相続する者となりました。

創世記6章5節~22節
5:主は地上に人の悪が増大しその心に図ることが、いつも悪い事だけに傾くのをごらん
  になった。
6:それで主は地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。
7:そして主は仰せられた。私が創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜
  や這うもの、空の鳥にいたるまで私はこれらを造った事を残念に思うからだ。」
8:しかし、ノアは主の心にかなった。
9:これはノアの歴史である。
  ノアは正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに
  歩んだ。
10:ノアは三人の息子、セム、ハム、ヤペテを生んだ。
11:地は、神の前に堕落し、地は、暴虐で満ちていた。
12:神は地をご覧になると、実に、それは堕落していた。すべての肉なるものが、地上で
  その道を乱していたからである。
13:そこで、神はノアに仰せられた。「すべての肉なるものの終わりが、わたしの前に来
  ている。地は、彼らのゆえに暴虐に満ちているからだ。それで今私は、彼らを地とともに
  滅ぼそうとしている
14:あなたは自分のためにゴフェルの木の箱舟を造りなさい。箱舟に部屋をつくり、うち
  と外とをやにで塗りなさい。
15:それを次のようにして造りなさい。箱舟の長さは三百キュピト。(約132m)
  その幅は五十キュピト。(約22m)その高さは三十キュピト。(約13m)
16:箱舟に天窓を造り、上部から1キュピト以内にそれを仕上げなさい。また、箱舟の戸
  口をその側面に設け、一階と二階と三階にそれを作りなさい。
17:わたしは今、いのちの息あるすべての肉なるものを、天の下から滅ぼすために、地上
  の大水、大洪水を起こそうとしている。地上のすべてのものは死に絶えなければなら
  ない。
18:しかし、私は、あなたと契約を結ぼう。あなたは、あなたの息子たち、あなたの妻、
  それにあなたの息子たちの妻と一緒に箱舟にはいりなさい。
19:またすべての生き物、すべての肉なるものの中から、それぞれ二匹ずつ箱舟に連れて
  はいり、あなたといっしょに生き残るようにしなさい。それらは、雄と雌でなければ
  ならない。
20:また各種類の鳥、各種類の動物、各種類の地をはうすべてのうち、それぞれ二匹ずつ
  が、生き残るために、あなたのところに来なければならない。
21:あなたは、食べられるあらゆる食糧を取って、自分のところに集め、あなたとそれら
  の動物の食物としなさい。」
22:ノアは、すべて神が命じたとおりにし、そのように行った。

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【礼拝メッセージ】
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今日は、今読んで頂いた箇所から、ご一緒に主の恵みを頂きたいと思います。

ある方が、

「フランスのパリでは、どうして優れた画家がたくさん育つのか?」

という質問をなさいました。それに対して、ある方は、

「それは、パリには、優れた美術学校がたくさんあるからじゃないですか?」

とか、あるいは、

「絵のことが解る人たちが、たくさんいらっしゃるからじゃないですか?」

という風に答えましたら、その質問をした方が、

「確かにそれもあるかもしれない。でも、パリで一流の画家が育つ理由は、それは、、、
パリには、本物の絵がたくさんあるからだ。」

確かにパリには、ルーブル美術館があり、オルセー美術館があり、ピカソ美術館があり
ます。街中に本物の絵が溢れているからです。

何年か前に、私(安食師)は、オランダのアムステルダムに行った時に、ゴッホの美術
館に行きました。そこには、有名な「ひまわり」の絵とか、「アイリス」の絵とか、或いは
ゴッホの自画像など、本物が並んでいます。



特に私が印象を受けたのは、「馬鈴薯(ジャガイモ)を食べる人たち」と名づけられた絵でした。

これは、たぶん、貧しい農家の人たちの夕食なんでしょうね。ジャガイモで夕食を取っ
ている場面だと思いますかれども。この絵を見ていると、中にいる人間が今にも動き出
しそうな迫力を感じるんですね。しばらく私は、この絵の前に立ち留まって、目を離す
ことが出来なかったんです。凄い迫力を感じたんです。

こういう本物の絵には、美術雑誌とか、或いは、TVの画面からは、絶対伝わってこない
本物が持っている迫力というものが伝わって来ます。そういうモノを毎日、毎日見ている
と、きっと画家の卵たちのいろんな才能が触発されて、すばらしい絵が産まれて来るんだ
と思います。


昔、日本に両替屋という商売がありました。丁稚奉公をするとですね、先ず最初に、本物
のお金に毎日、毎日触れるんだそうです。そうやって、偽金が混じっていた時に、直ぐに
解かる様にする。決して、偽金を見せて、

「いいか、これが偽金だぞ~。これが来たら、注意しろ!」

って言うんじゃなくて、本物だけを見せて、本物だけに触らせる。
そうすると、違うモノが入って来ても直ぐ解かる。


実は、信仰の世界も良く似ています。

本物の信仰、本物の信仰に生きている人。真剣に命を賭けて、イエス様を愛している人。
そういう人たちの信仰に触れると、私たちの信仰も刺激されるんです。


今、私たちは、ヘブルの11章を開いています。
そこには、旧約聖書の信仰の人々の名前が、並んでいます。
11章を少し時間をかけて学んでいますけれども、既に私たちは、アベルの信仰に学びま
した。そして、エノクの信仰についても学びました。彼らは、本物の信仰を持っている人
です。今日は、ノアの信仰に心を留めて、ノアの信仰に学びたいと思います。

聖書の記録によりますと、かつて、この地球は、地球規模の大洪水に襲われたと書かれて
います。そして、それが、ノアという人物の時代だったので、一般的に「ノアの大洪水」
と呼ばれています。ノアが洪水を起こしたわけでは、ありません。

聖書の記録によると、先ず雨が、40日40夜降り続けた。そして、地下水が全部噴き出
して来て、地球の山の上まで覆うような大洪水が起こったということを聖書は語っている
わけですね。

そして、それは、人間の罪に対する神の裁きとして、それが行われたんだ。
と聖書に書かれています。


しかし、そういう時にあっても、神様の御前に、正しく神様と共に歩んでいたノアとその
家族と動物たちは、神様の指示に従って、ノアが作った箱舟に入って、その洪水から救わ
れた。というお話ですね。

ある方は、このノアの洪水の物語は、作り話、創作の物語だと思っている。
しかし、科学的な立場から、このノアの大洪水が、実際に歴史の事実として起こったという証拠
が沢山出てきています。



例えば、その一つは、1959年にトルコ陸軍が地表の地理調査のために、飛行機から航空
写真をたくさん撮ったんですね。その中にアララテ山の写真も撮りました。後で現像して、
びっくりした事は、アララテ山の中腹に溶岩流に囲まれた船の形をした痕跡を見つけたんです。

「これは、何だ?」

調査隊が、その山に送られます。そして、現地に着いて解かったことは、それは、古代の舟
の様なものが、長い間この地に留まっていて、その形が地形が残っていた。という事が分か
ったんです。その長さが135m、幅が23m位のものだと分かったんです。

そして、調査隊は、更にその所で、古い炭化した木の切れ端を見つけて来ました。それを、
持って帰って調べたら、5千年以上昔のモノで、ゴフェルの木の木片であることがわかった。
先程、聖書にも、

「ノアは、ゴフェルの木で箱舟を作った。」

と書いてあります。ゴフェルの木とは糸杉の事です。このように、ノアの箱舟というものは、
聖書の記録した通りにアララテ山に漂着し、実際にそれが証明された。このアララテ山は、
現在のトルコとイランの国境にある大きな、高い山です。残念ながら、そこは軍事機密上の
問題があって、誰もその山に入ることができないんですね。
でも、やがて中東に平和が訪れて、誰でもそこに登る事ができれば、そのノアの箱舟の痕跡
を、もっと詳しく調べる事が出来る、証明する事ができるんだと思います。

こうして、ノアの箱舟は、聖書の記録通りに、このアララテ山の上に留まったという事が解
かります。私たちは、このノアの洪水という歴史的な出来事から、今日、大切なメッセージ
を聞く必要があると思います。

ノアは、洪水による人類滅亡の警告を受けたときに、それを信仰をもって受け止めたんです。
そして、箱舟を造り、人類の救いの道を彼は開きました。

「それによって、ノアもまた、信仰による義人である事を証しした。」

と聖書にあります。

1.ノアの信仰の拠り所

では、ノアの信仰によって学びたいこと、先ず第一番目は、ノアの信仰の拠り所は、どこに
あったかということですね。

その前に、

「なぜ神様は、当時の世界を洪水によって滅ぼそうとされたのか?」

という事です。

一体、当時の世界はどんな世界だったのか?
創世記6章の1節、2節を見ると、世界の人口がどんどん増え始めると、神様を信じる敬虔
なセツの子孫、「神の子」と書いてありますが、そして、神を信じない不敬虔なカインの子孫、
「人の娘」と書いてありますが、この神を信じる人と信じない人の末裔が、平気で結婚をする
様になった。ということですね。

これは、どういうことかといいますと、もう一度思い出して頂きたいのですが、最初の人間
アダムとエバに2人の息子が与えられました。お兄さんのカインは、不信仰な人間、弟のアベル
は、信仰的な人間。この不信仰なお兄さんが、信仰的な弟を殺してしまいました。

つまり、信仰の家系が止まったんです。で、神様は、アベルの代わりにもう一人信仰的なセツ
を与えて下さったんです。そして、それぞれ子孫が続いて行きます。最初の頃、セツの信仰的
なグループは、結婚相手を信仰的なグループから選んだんです。結婚生活というのは、本当に
密な世界です。必ず、相手の影響力を受けます。もちろん、いい影響を与えることもあります
が、悪い影響を受けることの方が、遥かに大きいんです。

だから、セツの子孫は、結婚相手を選ぶ時には、信仰的な人々の中から選んだんです。
ところが、ノアの時代になると、もう信仰なんか、結婚を選択する時の材料にもなっていない。

「自分の目で見て、美しい人を選ぶ。自分の気に入った人も選ぶ。」

という基準になってしまっている。それ程、信仰の世界も完全に堕落してしまったということ
が解かります。結婚における堕落ですね。

創世記6章1節~2節
「さて人が地上に増えはじめ彼らに娘達が生まれたとき、神の子らは、人の娘たちが、いか
にも美しいのを見て、その中からすきなものを選んで、自分達の妻とした。」


そして、5節を見ると、もの凄い表現が書いてありますね。

創世記6章5節
「主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのを
ご覧になった。」


ダメを押す様にですね、「皆」、「いつも」、「だけ」と書いてあります。
さすがに皆さんだって、たまにはいい事考えるでしょう?
でも、この時代の人々は、考えることは、みんな悪い事。いつも悪い事しかない・・・。
ということです。

現代社会でも、例えば極悪人と呼ばれる人たちでも、自分の子供を愛する愛情は残っています
し、自分が飼っているペットの世話をするという優しさも持ち合わせています。

でも、このノアの時代は、全員が、愛のかけらも、やさしさのかけらも無かったんです。

神様は、一生懸命探したんです。悪い世の中、でも、どこかに希望があるかもしれない。
どこかにいい人がいるかもしれない。いや悪い人の中にも、どこかいい物があるかもしれない。
それを見つけたら、「裁きはとどまろう。」と神様は、思われたと思います。

でも、探しても、探しても、ノアとノアの家族以外には、どこにも見つけることが出来なかった
んです。だから、神様は、

「この世代をリセットして、もう一度やり直そう。」

信仰の家族ノアを通して、もう一度、信仰のプランをやり直そうとされたんです。
そこで、神様は、このノアに、洪水による人類滅亡の計画を伝えられたんです。

ヘブルの11章7節を見ると、

ヘブル人への手紙11章7節
「信仰によって、ノアは、まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき、
 恐れかしこんで、その家族の救いのために箱舟を造り、その箱舟によって、世の罪
 を定め、信仰による義を相続する者となりました。」


ノアは、神様からの警告の言葉を、しっかりと受け止めたということです。

ノアも先週学んだエノクも、神と共に歩んだ人ですから、直ぐに神様の声を聞き分ける事
が出来たんです。

神様「ノア、この世界を洪水によって、滅ぼそうと思う。そこで、お前は、箱舟を作って、
   救いの道を用意してくれないか?」


もちろん、その言葉を聞いて、ノアは、すぐ納得したわけではないでしょう。
ノアは、心の中で葛藤したと思います。私が良く使う言葉では、多分、

「健全な不信仰」

に陥ったと思います。

「確かにこれば神の言葉だ。でも、本当にそんな事があるのか?何故なら、人類は、
今まで、一度も、洪水を経験した事がないんですよ。」


今まで、洪水で滅びた。部分的にもあった事が解かれば、

「あ、あれの大きいやつが起こるんだろうな?」

と思うことが出来ます。でも、人類の歴史の中に、今まで、「洪水」ということは、
一度も経験したことがない。自分の常識にも、歴史にも、経験にも無いことを神様
は始めるとおっしゃったんです。

皆さんの信仰も神様の言葉に依り頼んでいると思います。
自分の罪が許され、永遠のいのちを持ち、自分は天国へ向かっているという確信は、
神様の言葉に基づいているものだと思います。決して皆さんの気分ではないでしょう?

朝起きて、

「ああ、今日はいい気持ち。今日は天国だなあ。」

でも、次の日、すごく落ちこんだら、

「今日は地獄かな・・・。」

そんなことでは無いわけです。気分とは、一切関係がない。

「聖書の言葉がそう言っているので、私はその言葉を信じているのです。」

これが、信仰ですね。
正に、ノアの信仰もそうでした。神様の言葉しか、掴むものがなかったんです。

●速水 優さん(元 日本銀行総裁)の信仰

元日本銀行の総裁で、速水 優さんという方がいらっしゃいます。



この速水さんが、日銀の総裁に選ばれて、就任して最初の時に講演をされました。
そこで、こんな話をなさっています。1998年10月17日ですが。

「私は、20歳の時に洗礼を受けて、社会に出てから早や50年が経ちました。この世
の誘惑に惹かれ、試練も沢山受けてきましたが、神様の導きにより良い教会と巡り合い、
良い信仰の友に恵まれてきました。海外に行った時も日曜日は教会に通い、神様の御前
に砕かれた心で罪を告白し、赦しを確信してきました。これがクリスチャンとして神様
から与えられた大きな力となっています。私自身は、全く土の器であり、少しも立派で
はない器です。それでもこんな私を神様は用いて下さっています。日本銀行の総裁の様
な重責に就いて、益々、神様の助けと導きを必要としています。日本銀行本店の総裁室
の奥には小さな部屋があります。そこに私は、2つの掛け軸をかけています。


1つには、「平安は主にある」と書いてあります。
もう1つには、「恐れるな、私はあなたと共にいる」<イザヤ43:5>


という御言葉が書いてあります。

難しい局面に立たされたり、これから何が起こるか分からないという時、この御言葉を
思い出して心の平安を得ています。これまでこうした困難を、一つ一つ乗り越えて来ら
れたのは、信仰のお蔭であり、本当に神様に感謝しております。」




素晴らしいクリスチャンであったわけすね。速水総裁の依りどころも神様の言葉でした。

「主が共におられる。」という平安。そして、
「神様が、力を与えて下さる。」という確信です。

ノアの信仰の拠りどころも、神様の言葉でした。

2.ノアの信仰の実践

そして、ノアは、この神様の言葉を握って、次に行動に移しました。
創世記6章22節を見ると、

創世記6章22節
「ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。」


と書いてあります。具体的に何をしたかというと、彼は箱舟を作ったんです。
箱舟というのは、文字通り、箱の様な舟です。

これは小学生が夏休みの宿題で作るようなモノではないです。
ちゃんと聖書には、その大きさが書いてあります。

箱舟の長さは、300キュビト(135m)、幅は、50キュビト(23m)、
高さは、30キュビト(13m)。

これを、メートルに換算すると、長さが135m、幅が23m、高さが13m。
約4トンの排水量を持つ箱舟です。文字通り箱です。この船は、どこかへ行く必要は
ないんです。洪水が来た時に、ただ浮いていればいいのです。出来るだけたくさんの
物を入れて、浮いていればいい。文字通り箱です。長方形の箱を想像して頂ければ、
いいですね。

ちなみにこの箱舟の長さと幅と高さの割合を黄金比率といいます。

この比率が、船が一番ひっくり返りにくい割合なんです。
現代のタンカーは、この比率で作られています。だから黄金比率というわけですね。
どこから波が来ても、一番、ひっくり返りにくい。



神様の知恵です。もちろん。
神様が、一番安全な設計図をノアに教えたんですね。
その通りにノアは、造って行きます。

ノアは、120年かかって、この箱舟を作って行きます。
建築資材を集め、必要な費用を工面してノアは黙々と家族と信仰を持って箱舟を作って
いくわけです。

さあ想像して頂けますか?
聖書には、書いていないんですが、その時、世間の人々は、ノアたちの行動をどういう
風に見ていたと思いますか?

多分こう言ったのではないですか?

「前から変わっていると思ったけど、やっぱりおかしいなあ。」
「救急車、呼んだ方がいいかなあ。」
「病院、連れて行った方がいいかなあ。」


で、もし、現代だったら、「変人ノアを見に行くツアー」とか、そういう観光バスが
毎日、毎日押し寄せてくるんじゃないでしょうか?

でも、ノアは、そういう中にあっても、嘲笑、あざけり、物笑いの中にあっても、黙々
とその箱舟を作ることによって、当時の人々に、神の裁きが近い事を語ったんです。

中には、聞いた人がいたと思います。もちろんね。

「ノアさん、何で、こんなモノ作ってるんですか?」

ノア「もうすぐ、神の裁きが来ます。大洪水が起こります。その時、この箱舟が唯一の
救いの場所です。あなたも是非、入って下さい。あなたも是非手伝って下さい。」


でも、残念ながら、その時代の人々は、誰もノアの警告に耳を貸しませんでした。
そしてやがて、箱舟が完成します。ノアとその家族とあらゆる種類の動物たちの雄と雌、
一ツガイずつ入った。

聖書を見ると、動物の方からやって来たと書いてある。ノアが捕まえて来たわけではない
ですね。不思議ですね。そして、さらに興味深いことは、ノアの家族と動物たちが、入る
と、「入口のドアがノアの後ろに閉められた。」と書いてあります。

創世記7章16節
「それから、主は、彼のうしろの戸を閉ざされた。」


と書いてあります。つまり、そのドアは、ノアが閉めたわけではないんです。
神様がお閉めになったんです。もはや、誰も開けることはできません。
やがて、洪水が起こるわけですが、洪水は、起こっていません。
何にも兆しがない時に、彼らは、箱舟に入ったんです。

他の人々は、

「ああ、入っちゃったよ・・・。」

と思ったと思います。そして、さらに人々は、ノアのことを笑ったでしょう。
でも、やがて、人々の笑いは、叫びに変わります。
雨が降って洪水が、始まるわけですね。

その時に初めて気が付いた人もいたでしょう。ノアの箱舟に殺到した人がいたと思います。
外から叫ぶ声には、ノアに聞き覚えのある声もあったかもしれない。
でも、それは、ノアが閉めたんじゃないんです。神様が閉めたんです。
だから、誰も開けることは出来ない。もう、救いのチャンスは終わったということです。

ノアは神様の言葉を聞いて、信仰を持って聞いて、その信仰を行動で表わしたんです。
箱舟を作るという行動ですね。


ヤコブという人が、2章14節でこう言っています・

ヤコブの手紙2章14節
「私の兄弟たち。だれかが自分には信仰があると言っても、その人に行いがないなら、
何の役に立ちましょう。そのような信仰がその人を救うことができるでしょうか。」


正に、ノアのケースですね。ノアが神様の言葉を信じても、箱舟を造らなかったら、
ノアも一緒に滅びたんです。本物の信仰は、何かの行動を生み出すものです。
行いによって、人は救われません。信仰によって救われるのです。
でも、本物の信仰は、その後に必ず、何らかの行動を生み出すと言う事です。
逆に言えば、行動を生み出さないような信仰は、本物ではないかもしれない。
ということですね。


3.ノアの信仰の報酬

さあ、ノアの信仰によって得た報酬は、何か?
ノアは神の言葉を信じ、行動しました。箱舟を作りました。
それがそのまま神様のメッセージを人々に伝える事になったのです。

ですから、ペテロの手紙の中で、「義を宣べ伝えたノア」という言葉が出て来ます。

ペテロの手紙第二2章5節
「また、昔の世界を赦さず、義を宣べ伝えたノアたち八人の者を保護し、不敬虔な
世界に洪水を起こされました。」


彼が箱舟を作っていた時に、多くの人々が、興味本位で見ていたと思います。
そして、ノアは、語ったんです。

「もうすぐ洪水があります。神の裁きが来ます。どうかあなたも神様を信じ、箱舟
に入って来て下さい。」


でも、当時の人々は、誰も信じませんでした。
そして、ノアの家族だけが、信仰の箱舟に入って、救われたんですね。

さあ、一つの質問をしたいんです。
もし、皆さんが、ノアの時代の人々、ノアの時代にいたら、箱舟に入りましたか?
どうですか?

私は、皆さんが入ったか、入らなかったか知っています。答え聞きたい?

「皆さんは、ノアの箱舟に入りま・・・した。」

皆さんは、入ったんです。何故ならどうして、そう言えるかと言うと、
何故なら、皆さんは、現代の箱舟に入った方だからです。

ペテロがこう警告しています。

「この世界は、もう洪水によって滅ぼさない。」

と神様は、おっしゃったんです。あのノアの洪水が起こった後に、神様がノアと契約
を結ばれたんです。

「私は、二度と洪水によっては、人類を滅ぼさない。」

そして、その印として、虹が出たんでしょう。
ノアの時代の次の世代の人たちはね、雨が降る度に、また脅えたんです。

「また、洪水になるんじゃないか?・・・」

でも、雨の後に虹が出ることによって、

「ああ、神様は、『もう洪水によっては、二度と滅ぼさない』とおっしゃったんだ。」

それを思いだしたわけですね。

でも神様は、今度は、火によってこの世界を滅ぼすと警告されています。

ペテロがその事を警告しています。ある意味、ペテロは、第二のノアかもしれません。

ペテロの手紙第二3章3節~7節
「まず第一に、次のことを知っておきなさい。終わりの日に、あざける者どもがやって
来てあざけり、自分たちの欲望に従って生活し、次のように言うでしょう。『キリスト
の来臨の約束はどこにあるのか。先祖たちが眠った時からこのかた、何事も創造の初め
からのままではないか。』こう言い張る彼らは、次のことを見落としています。すなわち、
天は古い昔からあり、地は神のことばによって水から出て、水によって成ったのであって、
当時の世界は、その水により、洪水におおわれて滅びました。しかし、今の天と地は、
同じみことばによって、火に焼かれるためにとっておかれ、不敬虔な者どものさばきと
滅びとの日まで、保たれているのです。」


ペテロの手紙第二3章10節
「しかし、主の日は、盗人のようにやって来ます。その日には、天は大きな響きをたてて
消えうせ、天の万象は焼けてくずれ去り、地と地のいろいろなわざは焼き尽くされます。
このように、これらのものはみな、くずれ落ちるものだとすれば、あなたがたは、どれ
ほど聖い生き方をする敬虔な人でなければならないことでしょう。」


ペテロは、はっきりと現代の私たちに警告しているんです。
やがて、キリストの再臨の時に、神の裁きの時がやってくる。
私たちのために神様は救いの箱舟を用意なさったんです。

それが、イエス・キリストというお方です。


ローマ人への手紙8章1節で、パウロがこう言っています。

ローマ人への手紙8章1節
「こういうわけで、今はキリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。」


英語の聖書をお持ちの方は、この「キリスト・イエスにある」の「ある」という言葉が、
「in」と書いてあります。

「in Christ Jesus」=「キリストの中に」

つまり、イエス・キリストは、今の私たちに与えられた箱舟です。
キリストの中にいる人は、もう大丈夫だ。どんな神の裁きの日がやって来ても助かる。
ということです。

さあ、皆さんは、中ですか?外ですか?それとも半々ですか?
たまにそういう方がいらっしゃいます。

「中ですか?外ですか?」
「信じてますか?信じてませんか?」


「うーん、半々ですかね・・・。」

皆さん、あの、ノアの箱舟の時にね、半分、箱舟の中に入って、半分箱舟の外にあって
ですね、

「どっちにしようなかあ?」
「洪水が来たら、中に入ろう!」
「洪水が来なかったら、外で遊ぼう!」


て、そこに立ってた人は、どうなったと思います?
やがて、ドアが閉まった時に、洪水来る前に死んでしまいます。
中途半端が、一番危ない。

そして、私たちは、イエス・キリストを救い主として信じたなら、信仰を表現する必要が
あります。

「行いの無い信仰は、むなしい。」

とヤコブが言いました。
その最初のステップは、洗礼を受けることです。
洗礼は、ノアの洪水を象徴していますよ。水を通って救われるでしょう?
私は、直ぐ起こしますから、大丈夫ですけど。

あれ、水の中にずーっといたら、洪水で滅びます。

でも、私たちは、そこから救われて、イエス・キリストという救いの箱舟の中にいるのです。

「だから大丈夫です。」


ということですよね。私たちも、信仰を表現しましょう。
そして、世界に向かって、

「イエス・キリストと共にある人生は、素晴らしいですよ。」

とノアの様に証しする人になりたい。私たちも現代のノアに召されているわけですね。
どうか、愛する家族や親族の中に、まだ、箱舟の外でウロチョロしている人がいたら、
是非早めに捕まえて、箱舟の中に誘ってくださいますようお願いします。

お祈りします。
愛する天のお父様、あなたの言葉は、本当に厳粛です。
私たちの生と死を分けるメッセージです。しかも、永遠の生と死を分けるメッセージです。
私たちは、何故かは知りませんが、あなたの御言葉を神の言葉として、信じられた者です。
その言葉を本当に感謝して、受け取った者です。救いは、私たちのものです。
私たちは、現代の箱舟イエス・キリストの救い中に、置かれています。
しかし、悲しいことに、愛する家族や友人や、まだ箱舟の中に加えられていない方がいら
っしゃいます。まだ少し時間がある様です。どうか神様、現代のノアとして、私たちも警
告し、また箱舟の中にお招き出来る者として、用いて下さい。

今週も主ご自身が、助けて励ましてくださることを感謝します。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

--------------------------------------------------------------------------------
以上、2016年2月14日の礼拝メッセージでした。

Posted on 2016/02/18 Thu. 14:28 [edit]

category: 聖書

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